座り仕事の痔の予防
座り仕事の方には痔主が多いと言われています。
これは長時間座り続けることで肛門の血行が悪くなり、肛門の周囲にある静脈が鬱血してしまうのが原因と考えられます。
人間が椅子などに座っている時、肛門には思いのほかに強い圧力がかかっています。
また座ることで大腿部にある血管が圧迫され、血行が悪くなってしまうのもおしりにとっては大きな負担となります。
長時間の座り仕事がライフワークとなっている方は、痔にならない為により細心の注意が必要なのです。
座り仕事の場合はついつい体を動かすこともせずに長時間の仕事に当たってしまいがちです。
特にパソコンを使用したデスクワークは集中力も必要な場合が多く、気が付いたら何時間も姿勢を変えないまま作業をしていた、という方も少なくないでしょう。
しかしその間もずっと肛門には負荷がかかり続けているのです。
仕事に集中していると難しいかもしれませんが、できるだけ30分に1回程度は立ち上がったりストレッチをしたりして肛門への負担を減らしてあげるようにしましょう。
その場でできる屈伸運動などは血行改善に効果的ですのでおすすめです。
あるいはコーヒーを淹れに行くついでに少し姿勢に注意した歩き方をしたり、給湯室で全身のストレッチをするのも良いかもしれません。
体を動かすことは脳のリフレッシュにもなりますので、連続作業で疲れた脳の為にもぜひ取り入れておきたい方法です。
また、デスクワークの場合は肛門への負担軽減の為に専用のクッションを利用するのも有効です。真ん中に穴の空いた丸いクッション、いわゆるドーナツクッションと呼ばれるクッションです。
昔はドーナツ型クッションは酷い痔を患っている方が利用するものだという印象が強く、恥ずかしくて使えないという方も多かったものです。
しかし最近はおしゃれなドーナツ型クッションが発売されたり、姿勢の矯正の為のドーナツ型クッションも発売されています。
その為デスクワークによる腰への負担軽減目的で利用する方も増えてきており、昔に比べると精神的負担も少なく利用できるようになっています。
座りっぱなしはおしりに悪いだけでなく、腰や背中、首などにも大きな負担を掛けるものですので、こうしたグッズを利用して健康維持に努めるようにしましょう。
痔は一度発症すると治すのに時間がかかるものです。一度症状が治まっても生活習慣を改善しなければ再発してしまう生活習慣病でもありますので、できるだけおしりに負担を掛けない生活習慣を身に付けておくようにしましょう。
仕事でどうしても体を動かすことが難しい場合も、出来る範囲からで結構ですので、少しでも体を動かしてあげるように心掛けてください。